Thanks ちゃたろ★さん

《キャスト》
プリンセス・ウィニフレッド : 大地 真央
プリンス・ドーントレス : 植草 克秀
アグラヴェイン女王 : 前田 美波里
吟遊詩人 : ジェームス小野田
道化 : 吉野 圭吾
レディー・ラーキン : 飯塚 雅弓
セックスティムス王 : 鶴田 忍
騎士・ハリー : 宮川 浩
魔術師・マートン : 尾籐 イサオ
(敬称略)
青山劇場 (2000/11/3〜30)
制作 : 東宝
《あらすじ》
プリンス・ドーントレスは結婚の年頃なのに、母・アグラヴェイン女王が王妃試験に合格した者しかドーントレスのお嫁さんには認めないというのだが、難しい試験ばかり作るので結婚相手がなかなか決まらない。しかも、ドーントレス王子が結婚するまでは誰も結婚できないという決まりまである。
父であるセックスティムス王はなんとか息子を結婚させてやりたいと思っているが、ドーントレスが生まれる時に無事に生まれるようにというお祈りをし、それをかなえるのと引き換えに「ねずみが大鷲に噛み付くまで口がきけない」という呪いをかけられていたため、何も言えないせいで女王に逆らえなかった。
ところが、女官・ラーキンが妊娠してしまったため、一日も早く結婚しなくてはいけないと、恋人の騎士・ハリーがドーントレス王子の婚約者候補を探す旅に出る。
そして、ハリーは沼の国のプリンセス・ウィニフレッドを連れてきたのだが、一刻も早くドーントレスに会いたいと、ウィニフレッドはお堀を泳いで城に入ってきてしまう。
女王はそんなウィニフレッドが気に入らない、と追い出そうとするが、ドーントレス王子が「試験だけでも」と頼んだので、とりあえず翌日に試験を行うことにする。
女王はなんとかしてウィニフレッドの試験を不合格にしようと、マートンと二人で『20枚のマットレスの下にえんどう豆を一粒置いて、それが気になって眠れないようなら合格』という、繊細さを試す試験を思いつく。
ドーントレス王子とウィニフレッドは一生懸命試験勉強をしているのだが、女王はウィニフレッドを眠らせるために舞踏会を思いつき、スパニッシュパニックというダンスで疲れさせようとするが、水泳だけじゃなくダンスも得意なウィニフレッドは平気な顔。
泳ぐこともダンスも得意だけど、人を好きになることのほうが簡単だと言うウィニフレッドに、ドーントレスはそんなにうれしいことを言われても上手く返せないと落ち込むが、ウィニフレッドに「目を見れば言いたいことがわかる」と言われ、元気が出たドーントレスはウィニフレッドに「好きだ」と告げる。(1幕終了)

遅くまで試験勉強を続けるドーントレスとウィニフレッドだが、セックスティムス王や道化・吟遊詩人はなんとか二人を結婚させたいと、試験の内容を探ろうとしている。
試験勉強も終え、マザコンだった王子が、好きな人ができたから、と大人になろうとしているのを感じた王は結婚について息子と二人で語り合う。
それを見ていたマートンや道化・吟遊詩人は王・ハリーと共に王妃試験を合格させるために策を練る。
そして、ウィニフレッドは女王が用意したマットレス20枚のベッドに入る。
翌朝、女王から試験の内容を知らされたドーントレスはショックを受けるが、試験の時間になって部屋に入ってきたウィニフレッドは一睡もできなくてフラフラだった。
それを見たドーントレスは「合格だ!」と喜んだが、女王は「こんな娘と結婚させるくらいなら、今まで試験を受けた候補者の誰かと結婚させたほうがいい」と言い出す。
だが、ドーントレスは「僕が結婚したいのはウィニフレッドだけだ!」と、はじめて女王に反論する。
これが呪いを解くことになり、王は口がきけるようになって、かわりに女王がしゃべれなくなってしまうが、王の命令を素直にきくようになり、めでたしめでたし・・・。
タネあかし:ウィニフレッドが用意されたマットレスの下には道化たちによって鎧や盾などが入れられていた。でも、それらを取ってしまってもまだ眠れない。それでは、とマートンがえんどう豆を抜き取ると、ようやくウィニフレッドは眠りにつく。
そして、結婚式。。。(終了)

*********
何度も舞台を見たはずなのに、思い出すのはプリンス関連のところばっかり。それもかなりあやふやな記憶なので、間違ってるところもあると思いますが、おかしいところがあれば、ご指摘いただけるとうれしいです(^^ゞ        
(2000.12.7)

《MUSICAL NUMBERS》
(パンフレットより)
-ACT1-
第1場
 (A)プロローグ
   むかしむかし(1) : 吟遊詩人
 (B)玉座の間
   プリンセスが欲しい : ドーントレス・ラーキン・コーラス
 (C)お城の廊下
   むかしむかし(2) : 吟遊詩人
   あと少し : ハリー・ラーキン
   むかしむかし : 吟遊詩人
第2場 お城の前庭
   Shy : ウィニフレッド・コーラス
   吟遊詩人と道化と私(1) : 吟遊詩人・道化・王
第3場 お城の廊下
   センシティヴィティー : アグラヴェイン・マートン
第4場 ウィニフレッドの部屋
   沼こそ我が家 : ウィニフレッド・ドーントレス・コーラス
   shy(リプライズ) : ウィニフレッド
第5場 お城の廊下
   スパニッシュパニック(1) : アグラヴェイン・カンパニー
第6場 お城の中庭
   吟遊詩人と道化と私(2) : 吟遊詩人・道化・王
第7場 玉座の間
   スパニッシュパニック(2) : カンパニー
   Song of Love : ウィニフレッド・ドーントレス・カンパニー

-ACT2-
第1場 城内
   Quiet : カンパニー
第2場 ウィニフレッドの部屋
   お休み、僕のプリンセス : ウィニフレッド・ドーントレス
   ノルマンディー : ウィニフレッド・吟遊詩人・道化
第3場 お城の中庭
   男同士の話 : ドーントレス・王
第4場 お城の中庭
   ソフトシューズ : 吟遊詩人・道化・マートン
第5場 ウィニフレッドの部屋
   いつまでも幸せに : ウィニフレッド
第6場 城内
   昨日まではただの愛 : ハリー・ラーキン
第7場 ウィニフレッドの特別寝室
   ララバイ : ウィニフレッド・ナイチンゲール
第8場
 (A)お城の廊下
 (B)玉座の間
第9場 ウィニフレッドの特別寝室
   フィナーレ : カンパニー

   カーテンコール : カンパニー

《感想》
初日に見た一番の感想は「かわいい!!」でした。
ドーントレス王子さまはもちろん、ウィニフレッドもパパもママも、出演者全員がかわいい〜(*^^*)
このパパとママの子供なら王子さまがかわいいのはあたりまえって感じ(笑)
道化も吟遊詩人もマートンもハリーもラーキンもみんなかわいい!

私が舞台を見てるときって無表情な時が多いらしくって、よく友達から「面白くなかった?」とかこの間もトニセンのコンサートで曲にあわせて手を振ってたら「まじめな顔で手ぇ上げんの怖い〜(笑)」って言われたりしたんだけど、この舞台を見た後はふと笑ってる自分に気付いてびっくりすることがありました。
友達と一緒だとそれでいいんだけど、何度かひとりでも見に行ったのでその時は自分で「ちょっと怪しいやつに見られそう・・・」って恥ずかしかったです(^^ゞ
笑ってるって言ってもゲラゲラ笑うんじゃなく、ちょっとニコニコしてるくらいなんだけど、でも、それが気持ちいいっていうか、見終わった後、すごく楽しい気分でした。

でも、すべてに満足っていうわけじゃなく、少し不満に思うところもありました。
『Song of Love』で歌詞が聞き取りにくいときがあったこと。
16日ごろに見に行った時にはかなり聞き取りやすくなってたけど、初日に見たときは「楽しそうなんだけど・・・」って感じでした。ダンスもハデで舞台に出てる人数も多かったし、早口で歌わなきゃいけないせいもあったんでしょうか。

う〜ん、でも思い出すのはやっぱりステキなプリンスばっかりです(*^^*)
プレゾンとかドラマで見るかっちゃんと全然違う一面が見れたことが一番うれしかったかな。

シーンとして気に入ってたのは、ネタばれにも書いたんだけど、試験が終わった後で眠っているプリンセスをやさしい表情で見守ってる感じのプリンス。もう、ほんっとにやさしそうで、あの笑顔が近くにあったら絶対いい夢しか見れそうにないです。
いつ頃からか、周りを見てからプリンセスの寝顔を見るように変わってたのは少し残念でしたが・・・。
あと、『スパニッシュパニック』もお気に入りでした。
楽しいダンスももちろんだけど、あの衣装がステキでした(*^^*)
私はあまりヒラヒラしたのとかレースとかが好きじゃないんだけど、あの衣装は大好き!

歌で好きだったのは『お休み 僕のプリンセス』
千秋楽の時はいつもよりゆっくりと丁寧に歌ってたような気がします。千秋楽は全体的にちょっとドタバタしてる雰囲気だったんだけど、ここだけはゆったりしていい感じでした。

あ〜〜、また再演してくれないかなあ。その時はキャスト全員同じが希望!!
(2001.3.21)