少年隊あれば憂いなし  <ケチャップ>

 

1995年、阪神淡路大震災の時、わたしの家も半壊で、壁の真ん中にはひびが入り、窓は平行四辺形、屋根は当時地元で大流行の青いビニールシートでした。しかし、タンス類はひとつも倒れなかったんです。1階のタンスは揺れと平行に置いてあったので倒れなかったのだと思いましたが、2階のわたしの部屋のタンスは揺れと直角になっていたし、隣の家のタンスは倒れたそうなのにどうして倒れなかったのか不思議でした。 

でも、約1ヶ月後に引越しをする時、理由がわかりました。本棚がすでに一杯だったので、入りきれなくなった少年隊のパンフレットをタンスの下の段に入れていたのです。洋服よりパンフレットの方がずっと大事ですから。荷物を段ボール箱に入れている時に気が付いたのですが、本って重いんですね。だから、その重みのおかげでタンスが倒れなかったんです。 

半年後に新築した家では、タンスは置かずに備え付けのクローゼットにしましたが、自分の部屋にタンスを置いている方、下の段には少年隊のパンフレットを入れましょう。お守りになりますよ。(固定するのも忘れずにね。)

 

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