さらば Diary(1992)

  <ケチャップ>

この年、いつもコンサートやプレゾンに連れて行ってくれてた友人が急に体調が悪くなってひとりで青山劇場まで行きました。不安と緊張で、いつも以上に固まってしまっていた私は開場より一時間も早く着いてしまい、時間をつぶすこともできずにそのあたりをうろうろしていたらTOKIOの城島くん、山口くんがすぐ目の前を通っていきました。その後すぐにファンの人たちがキャーって言ってるのが聞こえて「あ、やっぱりそうだったんだ」って思いました。きれいな顔してたなぁ、ふたりとも。山口くん痩せてたし...

舞台は、緊張していたせいだけではなく、重い感じで、でもすごくよかったです。
歌がすごくよくって、ビデオでも歌のところだけ繰り返し見ていました。特にジュンが死ぬ前に歌う曲「静かな歌声」と「未来へ向かって」が大好きです。 ダンスはあまり好きな振り付けじゃなかったな。

大阪は友人も一緒に行くことができたんですが、大ハプニングが!
かっちゃんが妹役の人を抱き上げてドアから出て行くシーンで、妹役の人を抱えたまま段差につまずいて転んでしまったのです。その時、私は1階の前の方だけど一番上手の端に座ってたのでセットの後ろで倒れている二人が見えました。妹役の人はすぐに立ち上がったんですが、かっちゃんがなかなか立ちあがらなかったので心配でした。客席は騒然としてしまいましたが笑ってる人も結構いました。(^^;)
でも、にっきが出てきて「なんだか騒がしいな」とアドリブで繋いでくれて、さすがって感じでした。 私はいつも舞台を見ている最中は固まってしまっていて、終わった後、「ほんとに楽しかった?」と聞かれたこともあるくらいなんですが、最近、この時となりにいた友人に聞いたんですが、舞台の最中に話をしたのはこの時だけで、友人が「このまま舞台が終わってしまったらどうしよう。」と言ったとき、私が「大丈夫。立ち上がったから。」と言ったそうなんです。(覚えてないんだけど、言われてみればそんな気も。。。)
この後かっちゃんが出てきた時、左足がテーピングされたのか、倍ほどの太さになっていました。かなり痛そうで、ずっとひきずってましたが、ダンスはいつも以上に気合いが入っていて上手だったような気がします。(喜んでいいんだか。。。)
2幕の「最近のダンスは...」と3人で話をするところでは、ヒガシくんがアドリブでその時のことを「ひとりぼっちになった俺の立場はどうしてくれるんだ...etc」とずっとかっちゃんをいじめまくってました。かわいそうと思いながらも笑ってしまいました。 後日、かっちゃんがラジオでこの時のことを話してたんですが、ラジオの収録が次の日だったようで、すごく暗い声で「悔しくて昨日、眠れなかった。」って言ってました。 ハプニングの話ばかりになってしまいましたが、このミュージカル、大好きで、ビデオを見てる回数は<MASK>の次に多いです。不景気な今は楽しい話の方が良いのかもしれませんが、たまには思いっきり暗い話もいいなと思います。

余談ですが、この年に生まれた甥の名前は隼(ジュン)です。(偶然)


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