「元禄繚乱」トークショー (1998年10月10日)
<リターさん>
NHK神戸ふれあいパーク(中山手旧NHK会館跡地)で3時から40分にわたってトークショーは開かれました。
このイベントはKOBE JAZZ STREETの一環として行われ、トークショーの前にはオーベンロー高校ジャズオーケストラ(デンマーク)の演奏がありました。
場所はオープンエアーの会場で仮設のステージが作られ、秋風が心地よく吹いていました。
さぁ、いよいよ大石内蔵助役の中村勘九郎さんと浅野内匠頭役の東山紀之さんの登場。
東山さんは黒のタートルネックにチャーコールグレーのピンストライプの入ったスーツといったいでたち。顔もノーメークで「素顔も美しいなぁ」とほれぼれ見てしまいました。
勘九郎さんは、下手側。東山さんは上手側に着席されました。
二人のご挨拶の後、話題は来年の大河ドラマ「元禄繚乱」に移りました。
「自分の役についてどう思うか?」と質問され、東山さんは「清廉潔白、純真な役だと思います。」
「ドラマについては?」の問いに「現代に通じるものがあると思いますので是非見てください。」とおっしゃてました。
勘九郎さんも東山さんとの競演を喜んでいらっしゃるようで「仕事でいっしょになったことはないんですが、飲み屋でよくいっしょになります。」との勘九郎さんの言葉に東山さんも微笑んでおられました。
キャスティングについてNHKの方は「実際の年齢をはさんで演じてもらいます。東山さんには12歳から演じていただきます。」とおっしゃり、客席から「かわい〜い。」の声があがりました。
私が今日一番感動したのが、トークが終わり勘九郎さんと東山さんがステージの前方まで出てきてくれた時のことです。
「ありがとうございました。」と東山さんがマイクを通さずに地声で言い、深深と礼をされました。
「さすがヒガシ、礼儀正しい。」と言葉で表すと陳腐になりますが、「ヒガシのファンで良かった」と再認識させられました。
('98.10.12)