5night's (1998)
<浅田飴さん>
今年のプレゾン、(コメディーとしてのおはなしとは別に)じーんとくる場面がたくさんありますが、錦織さんの場面について書いてみたいと思います。
錦織さんのソロの場面
シンディーに贈った絵のところで歌う歌が、歌詞、曲ともに全部好きになってなんともいえない郷愁とわたしの好きな「さらばダイアリー」の死んでしまったおじいさんの思いと重なる部分があって聴いていて胸いっぱいになりました。
さらばDiaryのおじいさんよりもっともっと歳をへているバンパイヤ。きっと悲しいこととか切ない思いでとかもっともっといっぱい経験していることでしょう。
お話の中では長崎にいた、思っっていたけれど自分からひいてしまった女の子のことが出てきますがそのことのほかに恋愛のはかなさとかみんなきっと心のどこかにひっかかってときどき思い出して後悔していることとか、をこの歌をきくときよみがえってきて、きっとそれが感動を呼んでいるんだと思います。ほかの舞台でも、本来のストーリーとは別に郷愁を感じさせたりほかの思い出をひきだしてくれる場面というのはありますがプレゾンではとくにそういう部分が多いような気がしてだからこそ心に深く残る舞台になっているような気がしています。